今回はブラック企業の特徴ということで、給料の話をしていきます。
わたしの体験をもとにできるだけ具体的にお伝えしていきます。
ブラック企業に入りたくない人は、その意思をより強く、
すでに黒に染まってしまっている方は、比較して立ち位置の確認をしてください。
少しですが対処法もご紹介できたらと思います。
割には合わないが、低いわけではなかった
結論は全く割に合わない。でも、給料が低いわけではなかったので、
将来どんな風になるにしても、しっかり資産形成をして経済的不安を少なくしようと考え行動しました。
結果、転職後の引越しなどお金が必要な時も不自由することはありませんでした。
こちらで方法を紹介しているので、興味のある方は見てみてください。
→【簡単】新卒向け、ブラック企業から脱出できる3つの準備(体験談あり)
それでは下記はわたしの勤めていたブラック企業の実態をご紹介していきます。
一定時間以上残業がつかない
年612,000円の残業代が未払いでした。
わたしの残業代の時給は1,700円で、計上されない時間は30時間もありました。
いわゆる、みなし残業ではなく、表向きにはやった分だけ残業代が出ることになっていました。実際は一定時間までは申請できるが、それ以上は未払いが状態化していました。
具体的には月30時間以上残業を付けようとすると呼び出され、みんな付けてないんだから、、、、と言われる。実際に圧力を受けた同僚がいました。タイムカードは30時間まで押した後は、使わないので意味はありませんでした。押す時間だけ無駄で、もはやめんどくさいと思っていました。
全く未払いの場合もあるんだから、まだましじゃないかと言う人もいるでしょう。それは未払いを金銭的な問題でしか捉えられていません。未払いが1円でもあるなら一緒なんです。
残業代の未払いがあると、会社は無限に残業させられると考え、生産性が上がらなくなります。例えそう思っていなくても、会社が費用的にダメージを負うことがないので、是正しようとしません。実際、どんなに忙しくても効率的なシステムを導入したりせず、今いる従業員を働かせて済ますことが常になっていました。
残業があること、未払いがあることより長期的に考えれば生産性が上がらないことの方が恐怖でした。これが10年先も、20年先もずっと続くと思うと言葉にできない悲壮感を覚えました。
わたしは3年間在籍していたので、計最低でも180万円も損したことになります。それだけあれば色んなことができます。また金銭的にだけでなく、それだけの時間があればもっと色んなことができた3年間だったと思います。最低で最高にコスパの悪い3年間だったことは間違いありません。
格安で社宅に住めたが、トータルマイナス
月40,000円もあれば暮らすことができました。
これは給料ではないが手当が出ていたようなもので、一見プラスに見えますが、わたしの場合はそうでもありませんでした。
社宅の家賃が10,000円で、水道光熱費食費を含めても40,000円あれば最低限生活はできました。逆にわたしはそれ以上お金を使う気力もあまりありませんでした。
それだけアドバンテージを得られるならいいじゃないか。
一つだけ補足しておきたいことがあります。実は10,000円の社宅は設備がボロボロ、一歩間違えれば廃墟のようなところでした。付近にいい物件があるわけでもなく、引っ越しする余裕があるわけでもなく、生き地獄でした。これは現代人がWi-Fiも通っていない廃墟に住むことを想像してもらいたいのですが、なかなか経験してみないと苦しみは理解できないかもしれません。とにかくふとした時に絶望が襲ってくる日々でした。
経済的にはプラスだったことは間違いありませんが、それ以上の精神的苦痛・ストレスに見舞われ、トータルマイナスと言わざるを得ません。
年収450万越えでも人間らしく生きれない
それでも年収は450万円を悠に超えていました。
残業なしで390万円越え、付いていた残業代をあわせれば450万円越えというのが年収でした。入社して2、3年目の給料にしては低くはないのではないでしょうか。
それだけ貰っていてなにが不満なんだ、と言われてもブラック企業で働くことはそれ以上に割に合わないと感じていました。お金があるのに人生が好転している気が全くしませんでした。事実今、年収500万円にするから同じ環境で働くかと言われれば、絶対にNoと答えます。即答です。
残業が80時間を超えた月は人間の生活を送れません。土日も半分以上疲れて何もやる気が起きませんでした。人間らしく生きたいと常に考えていました。
お金が欲しいなら、今時、副業で収入を補填した方がはるかにマシです。
年収が高くて時間がなく、ストレスが多いのは思っているよりキツいです。何のために働いているのか分からなくなってくるというのは虚しいもんですよ。
まとめ
今回はかなりリアルなことを書いたつもりです。
最初に紹介したように、わたしの様に経済的にだけ余裕がある人は資産形成を真剣に考えるべきです。積立NISAなど一回やってしまえば、案外手間はかからないものです。
なにかの参考になれば幸いです。
ほな。
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